「道具が命。徐々に仕事を」=全国から被災大工に支援-岩手

時事ドットコム110423】全国から集められた大工道具が23日、岩手県内で被災した職人の元に届けられた。同県陸前高田市の菅野年男さん(63)は「大工は道具が命。仕事があれば徐々に復帰したい」と笑顔を見せた。

 同県建設労働組合連合会が震災後に組合員の安否を確認した際、仕事道具を失った大工が多数いることを把握。全国組織に支援を呼び掛けたところ、100セットの大工道具を用意することができたという。

 菅野さんは自宅が津波に襲われ避難した際、大工道具を持ち出せなかった。「数日たって自宅に戻ったが、道具も何もかもなくなっていた」と振り返った。現在は仮設住宅に入居しているが、新たな仕事道具を手に「いずれは自宅も自分で再建できれば」と意気込んだ。

 同連合会の斉藤徳重会長は「大工は道具がないと仕事にならない。(復興に向け)私たち建設職人が頑張らないといけない」と話し、菅野さんら大工の活躍に期待を寄せた。(2011/04/23-21:00)

「命」の大工道具提供 県建設労組、3地域の職人支援

岩手日報110424】やっと仕事ができる-。盛岡市の県建設労働組合連合会(斎藤徳重会長)は23日、宮古市実田の宮古建設組合を訪れ、東日本大震災で被災した建築職人たちに大工道具を届けた。「職人の命」とも言える道具が流され、仕事ができなかった大工たちに笑顔が戻った。

 引き渡しは同組合で行われ、代表して自宅と道具が流された同市田老の大工落合武男さん(57)が同連合会の工藤喜代美副会長から大工道具を受け取った。落合さんは「半壊した住家の修理の依頼がきても応えられなかった。頂いた道具を使って仕事に励みたい」と意気込んだ。

 同組合に届けられたのはインパクトドライバーや丸のこぎり、発電機など計約500点。「被災地の大工が道具を失い困っている」という同連合会の呼び掛けに応えた全国各地の連合会が支援した。

 震災で宮古建設組合員の大工約150人のうち、少なくとも50人の家が被害に遭い、2人が亡くなったという。鈴木勇平組合長は「全国の仲間から貴重な道具が届いた。思う存分仕事をしてほしい。頑張れば必ず春は来る」と被災した大工たちを激励した。

 同日は宮古市のほか、釜石市など沿岸3カ所に大工道具を届けた。

 

(2011/04/25 11:22), 鹿瀬島 隆之 wrote:

Subject: [fukkoushien_nuae:0091] こういう記事

>

> 最近こういう記事を目にしまして、知り合いの大工さん達に相談したところ
> ああこういう支援もあるのかとの事で、使っていない工具を提供できますよとの事でした。
> 今後何か効率的な支援の方法がありますでしょうか?
> ピンポイントの支援物資の送付でないと難しい気もしています。
> 佐々木氏のおられる北上市の状況などはいかがなのでしょうか?

(2011/04/25 16:03), wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0092] 被災地の大工さん(Re: こういう記事
> 本多です。
>
> 鹿瀬島さん、私もその記事を見て、感心しました。
> 道具を全部流されたという大工さんが多いそうです。ですから、道具を送ってあげたのは非常に素晴らしいことだと思います。
>
> 関連して、
> 被災地である陸前高田あたり(岩手県南部)には、全国に出かけている腕の良い大工さんがたくさんおられるそうですね。「気仙大工」と呼ばれるそうです(気仙沼とは別です)。
> 私の恩師である内田祥哉先生が先日、「(設計者諸君!)陸前高田の大工さんをなるべく使ってやって欲しい。腕はいいし、何処にでも出かけて仕事をするそうだから。」と言っていました。そういう支援もあるのだなあと思いました。

> 鹿瀬島様
>
> 昨日も全建総連や東京土建の方々と復興支援の相談をしてきました
> が、その大工道具の提供は半月前ほどから相談し、宮古、釜石、大
> 船渡などの建設組合に届けたものです。
> もしも、そのような申し出がおありでしたら、私がつないでもいいです。
> 全建総連や東京土建、全建連、全建労などで立ち上げている建設政
> 策研究所の理事をしていますので、このような立場からの復興への
> 支援を進めてきています。
>
> 鈴木浩@Housing & Planning Network

 

(2011/04/25 21:56), 鹿瀬島 隆之 wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0095] 大工道具の件
> 鈴木 様
>  
> お疲れさまです。
> 復興支援HPで下記を確認しました。有り難うございました。
>> もしも、そのような申し出がおありでしたら、私がつないでもいいです。
>> 全建総連や東京土建、全建連、全建労などで立ち上げている建設政
>> 策研究所の理事をしていますので、このような立場からの復興への
>> 支援を進めてきています。
>> 鈴木浩@Housing&   Planning Network
>  
> 具体的にまだまだ必要とされているところは多いでしょうか?
> たぶん多くの町が同様であると思いますが、どのような呼びかけや
> 方法が良いかがまだ見えておりません。
> 連休中は福岡支部の方々も、三陸地域の状況確認に行かれます。
> この点も含めて、具体的な現地の声を聞いてきて頂きたいと思います。
> 遠方の地から、どのような支援ができるかを考えていきたいです。
>  
> 取り急ぎ有り難うございました。

(2011/04/25 23:40), 久守 一敏 wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0099] 大工道具の件
> みなさまありがとうございます。
> 新建京都支部の久守です。京建労(京都建労)本部執行委員(技術住宅対策部)です
> 全建総連は、被災直後に各県連に調査と支援に入りました。
> 健康保険組合でもあり、組合員の安否確認と保険証の再発行、事務局の立て直しといっ
> た取り組みが行われました。沿岸地域の単位組合はそのものの確認すら取れなくなった
> 状況で、組合事務の再建に中央本部から常駐役員と本部書記が月単位で現地に入り一軒
> 一軒の訪問で手渡しも含め大変な労力をかけられています。その中で全国で6億円の募
> 金を提起し取り組まれています。現地からの要望に応え直接各県連を通じてブルーシー
> ト・ロープ・土嚢袋やカイロから大工道具まで現在も送り続けています。私が参加して
> いる、京都建労も2次の発送が終わり、3次に引き続き取り組んでいます。私の使って
> いない工具一式も提供しました。たださしがねなどは、様式がちがうため京都で使って
> いるものは使用できないなどの制約や電源の周波数問題で使えないものもあり一苦労で
> す。一般ボランティアとして連休には被災地へ多くの組合の仲間が参加する予定です。
> 地元の土建組合関係で取り扱っています。総連を通じて直接被災地の職人さんに手渡た
> されます。よろしくお願いします。
> 私たちも7日8日に現地に行きます。兵庫の震災復興支援センター理事の黒田さん、京
> 都自治体問題研究所理事長の中林さん、京都の北区まちづくり研究会事務局の吉田さん
> たちと一緒です。(新建会員です)
> 岩淵さんをはじめ地元の皆さんにお手伝いが出来ればと考えています。
> 片井さんや丸谷さんたちとは、入れ違いになりますが、千代崎さんや山下さんたちとは
> どこかで意見交換をしたいと考えています。