宮城県 「宮城、住宅被害3兆円超 被災総額6.7兆円に倍増」

宮城、住宅被害3兆円超 被災総額6.7兆円に倍増

河北新報110810】東日本大震災による宮城県内の住宅被害総額は3兆2578億円に上ることが9日、県の推計で分かった。住宅被害の算出は初めて。これまで公表されている宮城県全体の被害額(3日現在)3兆4595億円に、ほぼ匹敵する規模となった。
 住宅被害を加えた県内全体の被害総額は、6兆7000億円を突破した。住宅関連の被害調査は各市町村で継続中で、被害総額はさらに膨らむ見通し。
 住宅被害額の内訳は全壊が7万819棟で1兆7582億円、半壊が7万218棟で8716億円、一部損壊は12万6429棟で6278億円だった。
 1棟当たりの平均建築費用を2482万円に設定。半壊は5割の1241万円、一部損壊は2割の496万円で計算した。住宅は一戸建てのほかマンション、アパート、社宅なども1棟として算出した。
 算定方法は阪神・淡路大震災の際の推計手法を用いた。平均建築費用は国土交通省の「建築着工統計調査報告」を基に、2008~10年度の3年間の平均額を算出。市町村から報告があった今月8日現在の被害棟数を掛け合わせた。
 県がこれまで公表してきた被害額は、鉄道など交通関連や農地、漁港など農林水産関連などで算出していた。