宮城県女川町 「女川プルサーマル意見募集 市民団体が県に調査を要請」

女川プルサーマル意見募集 市民団体が県に調査を要請

河北新報110906】東北電力女川原発3号機(宮城県女川町、石巻市)のプルサーマル計画に関して宮城県などが2009年12月~10年2月に行った意見募集で、意図的に賛成を表明させた疑いがあるとして、「原子力発電を考える石巻市民の会」(石巻市)などが5日、県に実態調査を要請した。同会が情報公開請求で入手した具体的な意見に「動員」を示す記述があった。

 意見募集は県が女川町、石巻市とともに実施した。動員の疑いがあるのは締め切り日の10年2月5日に県ホームページを通じて寄せられた1件。市民の会が石巻市から入手した資料によると、「『反対意見が多くて大変だから…』と動員をかけられ、『えっ今日が締め切りじゃないですか!』と慌てながらも仕事の合間を縫って『消極的賛成』と書き込むぐらい賛成です」とあった。
 氏名と居住市町村名は開示されなかった。他に全ての意見337件のうち8割近くが締め切り日に集中し、最終日の反対意見は1件だけだったことも判明したという。
 県庁で記者会見した市民の会は「最終日の反対意見の少なさも含め、動員があったとしか考えられない。徹底的に調査すべきだ」と強調した。
 県原子力安全対策室は「(市民団体から)指摘のあった意見が県に寄せられたのは事実だが、調査するかどうかは今後検討する」としている。