宮城県女川町 「宮城県最後の仮設住宅、入居始まる=土地少なく初の3階建て」

宮城県最後の仮設住宅、入居始まる=土地少なく初の3階建て

朝日新聞111106】宮城県女川町で6日、県内最後となる仮設住宅への入居が始まった。リアス式海岸が続き、平らな土地が少ないことから、同住宅としては日本初の3階建て。貨物用コンテナを組み合わせたもので、計144世帯、356人が避難所や親戚宅から生活の拠点を移す。

 同町女川浜の総合運動公園野球場には既に、コンテナ製2階建て仮設住宅が完成し、45世帯が入居済み。3階建てと合わせると全部で9棟に計189世帯、464人が暮らすことになる。

 震災以降、避難所などを転々としてきたという阿部敏子さん(54)は、最後の抽選で3階の部屋に当選。「仮設の3階は耐震性などに不安があったが、入居してみると造りも頑丈で快適。見晴らしも良いし、やっと気を使わずにゆっくり眠れます」と笑顔を見せた。

 設計した建築家の坂茂さんは、ニューヨークや東京でコンテナを使った美術館を建設した経験があり、「土地を有効活用できる上、中国で組み立てたコンテナを輸入したので工期も短く、価格も安く済んだ」とコメント。防音上の観点から上下の階で居間の位置もずらしたという。