宮城県丸森町 「内部被爆検査開始 丸森・2地区の子ども受検」

内部被爆検査開始 丸森・2地区の子ども受検

河北新報120115】福島第1原発事故を受け、宮城県は14日、丸森町筆甫、耕野両地区に住む子どもを対象に、全身の内部被ばく量を測定できるホールボディーカウンターを使った健康調査を始めた。15日も行われる。
 機器を手配できなかったなどの理由から、県は昨年12月、空間放射線量が比較的高い2地区の子どもを対象に甲状腺の超音波検査のみ実施した。今回は検査を委託された日本原子力研究開発機構(原子力機構)が、車載式のホールボディーカウンターを用意した。
 両地区の0歳児から小学6年生までの83人から検査の希望を募った。専用の機器に入って測定するため、3歳以下の子どもは保護者が代理で、4~7歳は子どもと保護者の両方、8歳以上は子どもが検査を受けた。
 14、15の両日で子ども43人、保護者28人の計71人が申し込んだ。
 初日は町保健センターで、37人が検査を受けた。測定は数分程度で終わり、生涯に受ける内部被ばく量を短時間に算出できる。検査後、原子力機構の職員が数値を示しながら結果を説明した。
 小学6年の長男(12)が検査を受けた耕野地区の母親(41)は「健康に影響はないと言われ、ひとまず安心した。1回だけでなく生涯にわたって継続的に調べてほしい」と話した。
 健康調査の必要性を検討していた県の有識者会議は今月下旬に会合を開く。前回の甲状腺検査も含めて結果を分析し、今後の方針を決める。