宮城県「東北電、女川原発で防災訓練「電源喪失」を想定」

東北電、女川原発で防災訓練「電源喪失」を想定

絶縁状態を回復させるため津波をかぶったモーターを洗浄する訓練=東北電力女川原発
絶縁状態を回復させるため津波をかぶったモーターを洗浄する訓練=東北電力女川原発

河北新報120314】東北電力は13日、運転停止中の女川原発(宮城県女川町、石巻市)で、巨大地震と津波を想定した防災訓練を実施した。ことし2月に運用を始めた大容量電源装置など、東京電力福島第1原発事故を受けた緊急安全対策の有効性を検証した。

 訓練には約280人が参加。宮城県沖を震源とするマグニチュード(M)9.0の地震が起きて高さ15メートルの津波が襲来、外部電源を喪失し非常用ディーゼル発電も止まったと想定した。

 原子力技術防災センターでは、原発の中央制御室を再現したシミュレーターで、所員が震災発生時の対応を確認。交流電源を失って照明が落ちた薄暗い室内で大容量電源装置を起動し、冷却機能を回復させるまでの手順を訓練した。

 津波をかぶった海水冷却系モーターを真水で洗浄、乾燥して復旧させる訓練なども行った。

 女川原発の伊保内秋芳原子炉主任技術者は「緊急安全対策でさまざまな装置を付けたが、ソフト面の強化も重要。訓練を通じて安全性の向上に努めていく」と話した。